目次
概要
ディー・アップのシルキーリキッドアイライナーWP シフォンピンクを実際に購入し、しばらく手元で使い込んでみました。最初に感じたのは色のニュアンス。ピンクと聞くと甘さが先行しがちですが、これはくすみを含んだ柔らかいトーンで肌に乗せた時の浮きが少ない。朝の急ぎ目でも迷わず引ける扱いやすさがあり、筆先は細く、撫でるように置くとラインの太さをコントロールしやすい。いわゆる一筆書きで仕上げるより、まぶたの質感に合わせて短い線を重ねると綺麗に整うタイプです。乾きは速すぎず遅すぎず、数秒の余白で微調整ができるので失敗しにくい。ウォータープルーフと名の付く通り、水分に対しては耐える印象ですが、こすりには限界があり、目元を触る癖がある人は注意した方がいい。発色は控えめで、光の下でもギラつかないため、アイシャドウの色に干渉しにくいのが助かります。黒やブラウンよりも主張が穏やかなぶん、まつ毛の隙間埋めに使うと目元の輪郭がふわっと立ち上がる。オフはぬるま湯と通常のクレンジングで難なく落とせました。落とし残りによる色素の滲みも出にくく、翌朝の目元に響かないのが快適。数日続けて使ってみて、天候や汗の具合で持ちの差は少し出ますが、ラインがまだらに崩れるというより、端からフェードしていくタイプ。だから、日中の直しも重ね塗りで整えやすかったです。ピンクを仕事や勉強の場に取り入れるハードルを下げてくれる、そんなバランスの一本だと感じました。
体験記
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良い点と気になる点
まとめ
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使用感レビュー
購入してからちょうど10日ほど経った頃に、ようやく自分の手に馴染んできた感覚がありました。最初に使った瞬間に気づいた良い点は、筆先がとても細くて軽やかに動くこと。悪い点は、慣れるまでは力加減を間違えると線が少し太くなってしまうことでした。けれども数日繰り返しているうちに、自然と手首の動きが安定してきて、思った通りのラインを描けるようになったのです。
日常の中で特に役立ったのは、朝の忙しい時間ではなく、夕方に友人とカフェで会う前にさっと引き直した時。鏡の前で慌ただしくしていても、筆がすっと動いてくれるので、余計なストレスがなく仕上げられました。仕事帰りで少し疲れている時でも、軽いタッチで色が乗るので、気持ちまで整うような感覚がありました。
購入前は「淡いピンクだから発色が弱いのでは」と思っていたのですが、実際に使ってみると肌に乗せた瞬間にふわっと広がるような色味で、期待以上でした。逆に、思ったよりも落ち着いた印象になる場面もあり、華やかさだけでなく柔らかさを演出できるギャップに驚きました。派手すぎず、それでいて存在感があるという不思議なバランスが心地よかったです。
操作性については、筆先がしなやかでコントロールしやすく、細かい部分にも自然に入り込めるのが大きな魅力でした。質感はさらっとしていて、描いた直後にまぶたに重さを感じないのが良い。静音性という表現は少し変かもしれませんが、筆を走らせるときに余計な摩擦音や違和感がなく、静かにすっと描ける感覚がありました。安定性は、時間が経ってもにじみにくく、夕方になってもラインが崩れない点で実感しました。取り回しも軽く、ポーチに入れて持ち歩いても邪魔にならず、外出先での修正にもすぐ対応できました。
特に印象的だったのは、休日に美術館へ行った時。長時間歩き回っても汗や湿気で崩れることがなく、展示を見終わった後に鏡を覗いても朝とほとんど変わらないラインが残っていました。その安定感は、ただの化粧品というよりも、自分の表情を支えてくれる道具のように感じられました。こうした場面で「買ってよかった」と心から思えたのです。
また、夜にオンラインで友人と話す前に軽く引き直した時、画面越しでも目元が柔らかく映り、自然な華やかさを添えてくれました。シフォンピンクという色名の通り、ふんわりとした雰囲気が出て、相手から「今日は雰囲気が違うね」と言われたのも嬉しい体験でした。こうした小さな変化が、日常の中で自分を少し前向きにしてくれるのだと実感しました。
使い始めて2週間が過ぎた頃には、最初に感じた悪い点もほとんど気にならなくなり、むしろ筆の柔らかさが自分の描き方に合っていると感じるようになりました。慣れることで、線の太さや角度を自在に操れるようになり、まるで自分の手の延長のように扱えるようになったのです。質感の軽さと安定性の両立は、毎日の中で安心感を与えてくれました。
全体を通して、このアイライナーは単なるメイク道具ではなく、日常の中で自分を少し特別に見せてくれる存在でした。購入後の日々を振り返ると、最初の戸惑いも含めて体験そのものが楽しく、使うたびに新しい発見がありました。シフォンピンクの柔らかさと筆の操作性が合わさることで、自然体のまま華やかさを添えられる。その臨場感は、実際に手に取って使わなければわからないものでした。
まとめ
ディー・アップ シルキーリキッドアイライナーWP シフォンピンクを数週間使ってみて、まず感じたのは「色の温度感がちょうどいい」ということ。やりすぎない血色、でも光が当たるとふっと柔らかく主張する。線は細く、筆が震えにくい。朝のバタバタでも迷いなく引ける。満足した点は発色のコントロール幅。まつげの隙間埋めは淡く、目尻だけはツヤと色気を少し足す——このメリハリが簡単に作れる。にじみにくさも頼もしい。汗をかく移動日、暖房きつめの会場、屋外の小雨でも崩れ方が穏当で、くすまずに品が残る。一方の惜しい点。極薄の一筆だと、まぶたの油分が強い日は二度塗りが前提。完全マットではないので、光沢が苦手な人にはほんのりツヤが気になる場面も。用途・生活シーンでは、出張先で荷物を最小化したい人に向く。一本で「抜け感」と「締め」を両立できるからだ。写真撮影でライトが強い現場でも白飛びしにくく、目元の輪郭が残る。雨の屋外イベントの後半、顔色が落ちがちな時間帯に、シフォンピンクがさりげなく温度を戻してくれる。派手ではないのに、写真に写ると差が出る。長期的に買って良かった理由は、日常のコンディション差に左右されにくいバランス。季節で肌色が揺れても浮かない。筆の弾力が保たれ、液の出が安定しているので、メイクの「迷い時間」が減る。結局、使うほどに頼れる定番枠に収まった。毎日の主役というより、「忙しい日こそ失敗しない、柔らかな一手」。そういうポジションでずっと使い続けたい。
引用
https://www.d-up.co.jp/
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