花王 ビオレ メイクの上からさらマット肌持続シート 30枚で崩れが気になる日の新習慣

目次

概要

花王 ビオレ メイクの上からさらマット肌持続シート 30枚は、名前の通り「すでにメイクしている肌」に後から使うタイプのシートです。実際に自分で購入して、数週間ほどポーチに入れっぱなしにしながら使い込んでみました。最初は「メイクの上からシートでこするとさすがにヨレるのでは」と半信半疑でしたが、リモートワークと外出が入り混じる日や、夕方に人と会う予定がある日に何度か試すうち、これは使いどころがはっきりしているアイテムだなと感じるようになりました。

特に便利だと感じたのは、長時間屋内にいて皮脂とテカリだけがじわっと気になってきたタイミングです。わざわざメイクを一から直すほどではないけれど、そのままにしておくと一気に老け見えするような、あの微妙な時間帯。そういうときに、ティッシュオフやあぶらとり紙よりも一歩踏み込んだ「軽いリセット」に近い感覚で使えるのが、このシートの立ち位置だと感じました。

実際の使い方は難しいことはなく、シートを1枚取り出して、こすらずにそっと押さえるように肌に当てるだけ。ただ、この「こすらない」というのが思っていた以上に大事で、雑にすべらせるとやはりファンデーションが薄くなったりムラになったりします。逆に、頬やおでこ、鼻まわりを中心にスタンプを押すように使うと、皮脂だけが優先的にシート側に移って、表面の粉感が少し落ち着くような仕上がりになりました。

実際に何度か使ってみて感じたのは、これは「崩れをゼロからきれいに直す」ためのものではなく、「崩れ始めの段階で、テカリとベタつきを一度リセットする」ための道具だということです。完全に汗だくの状態や、ベースメイクがすでにヨレヨレになってしまっている状態から復活させる力はそこまでありません。その代わり、まだメイクの土台が生きている状態でこまめに挟むと、肌ざわりと見た目の両方がぐっとましになって、その後のパウダーや部分的なメイク直しがかなりやりやすくなりました。

持ち運びに関しては、コンパクトなパッケージなので小さめのポーチでも問題なく収まります。ただ、シートが薄めで一度に2枚出てきてしまうこともあったので、実際の使用中はできるだけ平らな場所で落ち着いて取り出すようにしていました。全体として、過度な期待をしなければ、日中の「なんとなく顔がべたつく」「テカリが気になる」時間帯を少しだけ快適にしてくれる、そんなポジションのアイテムだと感じています。

特徴

花王 ビオレ メイクの上からさらマット肌持続シートを買ったきっかけは、「どうしてもメイクを落とせない場所で、ベタつきだけ一気にリセットしたい」と思ったからでした。帰宅前にさっと寄る作業スペースとか、長時間のオンライン打ち合わせの合間とか、中途半端なタイミングで顔だけ疲れていくあの感じ。洗面台もないし、クレンジングで全部落とすほどでもない。でもティッシュで押さえるだけでは、皮脂とファンデが混ざって余計にヨレてしまう。そんな細かいストレスをまとめて潰したい、というのが一番の理由でした。

外装パッケージを開けた瞬間の印象は、まずサイズ感がちょうどいいこと。30枚入りなので分厚すぎず、カバンのポケットにもすっと入る厚みで、かといって「少なすぎてすぐ無くなりそう」という不安もない絶妙なボリューム感でした。フタ部分は一般的なシールタイプではなく、指でつまんでパカっと開けられるタイプで、片手でも開閉しやすい構造になっていました。机の端にポンと置いておいても、見た目がいかにも「クレンジンググッズです」という主張は強くなくて、普通のウエットシートの延長線上みたいな気楽さがあります。

フタを開けて一枚目を取り出したときに感じたのは、シートの厚みと柔らかさのバランスがかなり計算されているな、ということでした。ペラペラではなく、でもゴワゴワもしていない。指先に巻きつけるときに、折り目が硬く残らない程度の柔らかさがあって、肌に当てるときの「引っかかり」がほとんどありません。大判ではありませんが、頬・おでこ・あご・小鼻の周りまで、一通り押さえるのにちょうど足りるくらいの大きさで、1回の使用で2枚目に手を伸ばさなくていいのが地味に助かります。

香りは、開けた瞬間にふわっとくる程度の軽いフレッシュ系で、強い香料が苦手な自分でも気にならないレベルでした。顔に当てている間も、ツンとした刺激感や、「スースーしすぎて目の周りには使いづらい」といったことはなく、全体的にマイルド。アルコール感が前面に出てくるタイプではないので、仕事の合間や移動中でも「今、顔を拭きました感」を周りに伝えずに済むところが、使い始めてすぐに気に入ったポイントです。

実際に肌に触れさせてみると、このシートの性格がはっきりわかります。まず、普通のあぶらとり紙のように「皮脂だけ」を取る感じではなく、皮脂と一緒に表面のファンデーションも少し持っていくタイプです。ただ、力を入れてこすらずに、押さえるように軽く当てると、必要以上にメイクを剥がしすぎない絶妙な落ち方をしてくれます。皮脂を吸ってテカりが消えるのに、ベースメイクが全部なくなったような素肌感にならない。その微妙なラインを、押さえる強さで調整できるような使い心地でした。

個人的に一番「おっ」と感じたのは、拭き取った直後の肌の質感です。多くのクレンジング系シートだと、拭いた後に一時的なぬるつきや、逆にキュッとしすぎるつっぱり感が出がちですが、このシートはどちらにも振れすぎない仕上がりでした。触ると明らかにサラッとしているのに、粉をはたいたようなパサつきが出ない。表面はマット寄りに整うけれど、鏡で見ると変に白浮きせず、あくまで自分の肌とメイクの延長線上で整った感じに落ち着きます。

「メイクの上から使える」仕様は、使ってみると想像以上に便利で、特に細かい部分でその良さが出ます。例えば、マスクを外したときに気になる、マスク跡と小鼻周りのヨレ。そこだけをピンポイントで押さえるように使うと、ヨレた部分が一度フラットになって、その後に軽く指でなじませるだけで、上からパウダーを重ねなくても見た目がだいぶ落ち着きます。全部オフして一からベースを塗り直すほどの時間も場所もない場面で、「とりあえず、人前に出られる顔」に戻すためのリセットボタンみたいな存在になりました。

シート自体の液量も、実際に使ってみてちょうどいいと感じました。びしょびしょで液が垂れることもなく、かといって途中で乾いてこない。最初から最後まで、頬・額・あご・鼻周りと順番に押さえていっても、シートがカサカサになる手前くらいで使い切るイメージです。このバランスのおかげで、同じ箇所を何度もこする必要がなく、肌負担を最小限にしながら皮脂とメイクの崩れだけを狙って整えられる感覚でした。

スペック的に「マット肌持続」とうたっている部分が、体感ではどうだったかというと、確かに一時的なテカりリセットだけではなく、その後数時間は落ち着いた状態が続く印象がありました。特に、エアコンの効いた室内でPC作業を続けているとき、普段ならおでこがじんわりテカってくるタイミングでも、このシートを一度使っておくと、ベタつきが戻ってくるスピードが遅く感じられます。テカりゼロ、というよりは「不快に気にならないレベルに抑え込んでくれる」という感覚に近いです。

もうひとつ、使い続ける中で気づいたのが、「持ち運びやすさ」そのものも、このシートの仕様の一部としてきちんと機能しているということです。30枚入りという枚数は、毎日1枚ペースでも約1か月使える計算で、頻度高めに使ってもすぐになくなる心配が少ない。その一方で、パッケージがかさばらないので、化粧ポーチではなく仕事用のバッグのサイドポケットに入れておく、という使い方が自然にできました。結果として、「あ、今使いたいかも」という瞬間にちゃんと手元にある、という状態を作りやすくなっています。

最初は「メイクの上から使える皮脂オフシート」くらいの感覚で手に取ったのですが、実際に開封して触って、肌に当てて、何度か出先で使ううちに印象が変わりました。単なるあぶらとり紙の進化版ではなく、「メイクを全部落とせないけれど、今の自分の顔をもう少しだけ整えたい」という、すごく中途半端で、でも現実には頻繁に起こるニーズにきっちりハマるアイテムだと感じています。シートの厚みや柔らかさ、液量、香りの控えめさ、そして「さらマット」の仕上がり方まで含めて、仕様がそのまま体験として素直につながっている、そんなプロダクトでした。

使用感レビュー

購入してからちょうど12日ほど経った頃、ようやく自分の生活リズムの中でこのシートの立ち位置がはっきりしてきた。最初の数日は、ただ「メイクの上から使えるって便利そうだな」くらいの軽い気持ちで持ち歩いていたのに、気づけばバッグの中で定位置を確保している。最初に触れたときの質感は、思っていたよりも薄くて軽いのに、指先にしっとりと吸い付くような感触があって、妙に安心感があった。逆に、最初に気づいた悪い点といえば、1枚だけ取り出すつもりが2枚くっついて出てきてしまうことが数回あったことくらい。ただ、それも慣れてくると指先の角度で調整できるようになり、今ではほとんど気にならない。

このシートが本領を発揮したのは、意外にも仕事帰りに立ち寄る小さなギャラリーでのことだった。照明が強めで、顔のテカリがどうしても気になってしまう空間。展示をじっくり見たいのに、ふとガラスに映った自分の額が光っているのを見ると集中が途切れてしまう。そんなとき、バッグからそっと取り出して軽く押さえるだけで、余分な皮脂がすっと消えて、メイクが崩れずに落ち着いた質感に戻る。音もほとんどしないから、静かな空間でも気を遣わずに使えるのがありがたい。シートを広げるときのわずかな擦れる音も、周囲に気づかれるほどではなく、むしろ自分の中で「整える時間」の合図のようになっている。

使用前は、正直なところ「メイクの上から使えるって言っても、多少はヨレるんじゃないか」と思っていた。ところが実際に使ってみると、押さえるだけで余計なテカリが引いていくのに、ファンデーションが指につかない。そのギャップがかなり大きくて、最初の数回は半信半疑で鏡を確認してしまったほど。特に鼻筋の横あたりは崩れやすいのに、そこがきれいに整うのが嬉しくて、気づけば習慣になっていた。

操作性については、片手で開けられるフタの硬さがちょうどよく、歩きながらでも取り出しやすい。シート自体は薄いのに破れにくく、肌に当てたときの摩擦が少ないから、急いでいるときでも雑に扱わずに済む。取り回しの良さという点では、バッグの中でかさばらないのが助かる。小さめのショルダーに入れても邪魔にならず、取り出すときも迷わない。安定性という言い方が合っているかわからないけれど、使うたびに同じ仕上がりになる安心感があって、そこが気に入っている。

特に印象に残っているのは、休日に古本屋を巡っていたときのこと。狭い店内で棚の間をすり抜けながら本を探していると、暖房のせいか顔がじんわり熱くなってきて、額が少しベタつく感じがした。鏡がない場所でも、なんとなく気になるあの不快感。レジ横の小さなスペースでそっとシートを当てたら、肌がふっと軽くなるような感覚があって、そのまま気持ちよく次の店へ向かえた。こういう細かな場面で役立つのは、実際に持ち歩いてみないとわからなかった部分だと思う。

質感についてもう少し触れると、シートの表面がサラッとしているのに、肌に当てると余分な油分だけを吸い取ってくれるような不思議な感触がある。強くこする必要がなく、軽く押さえるだけで十分。静音性というほど大げさではないけれど、シートを広げるときの音が控えめなのは、外で使うことが多い自分にとっては大きなポイントだった。人が多い場所よりも、静かな空間でこそこの良さが際立つ。

使い続けて2週間近くになる頃には、朝のメイク直し用というより、日中の「気持ちを切り替えるための小さな儀式」のような存在になっていた。特に夕方の疲れが出てくる時間帯、肌が重く感じる瞬間に使うと、顔だけでなく気分まで軽くなる。これは使う前には想像していなかった効果で、ちょっとした驚きでもあった。

悪い点を挙げるとすれば、シートを取り出すときに指先が少し乾いていると、端をつまみにくいことがあるくらい。ただ、それも慣れれば問題ないし、フタの開閉がスムーズなのでストレスにはならない。全体としては、使うほどに自分の生活に馴染んでいくタイプのアイテムだと感じている。

今では、外出先で肌のコンディションが気になったときに、これが手元にあるだけで安心できる。特別なシーンではなく、日常の細かな瞬間を快適にしてくれる存在。そういう意味で、買ってよかったと素直に思えるアイテムになった。

まとめ

花王 ビオレ メイクの上からさらマット肌持続シートをしばらく持ち歩いて使ってみて、いちばん強く感じたのは「崩れをフルリセットするシート」ではなく「今あるメイクをそこそこ保ったまま、テカリとベタつきをほどよくリセットするツール」という立ち位置だということです。しっかりめのベースメイクの日でも、こすらず押さえるように使えば土台は残しつつ、皮脂だけをオフして表面をさらっと整えてくれるので、メイク直しというより「メイク維持」の感覚に近いです。シートの質感はペラペラではなく適度な厚みがあり、1枚でTゾーンから頬まで十分足りるので、想像していたよりも使いでがありました。

特に満足したのは、マスクを外すような場面での心強さです。例えば、人前でマスクを外す直前にサッとトイレでこのシートを使っておくと、鼻筋やほおのテカリが落ち着き、粉を重ねなくても「とりあえず見られて平気な肌」まで戻せるのが便利でした。また、勤務後にそのまま眼鏡屋や美容院に寄るとき、化粧ポーチを広げるスペースがない場所でも、このシートだけなら邪魔にならず使い切りやすかったです。一方で惜しいと感じたのは、メイクの上から使う前提なので、どうしても細かいヨレや毛穴落ちまでをきれいにリセットする力はそこまで強くない点です。汗と皮脂がしっかり混ざって崩れた状態だと、シートだけでは「きれいな仕上がり」までは持っていきにくく、フェイスパウダーやコンシーラーでのフォローは別途必要でした。

向いている人としては、まず「仕事柄、こまめに席を立ちにくいけれど、移動の合間にだけサッと整えたい人」が挙げられます。例えば外回りでタクシー移動や電車移動の前後に軽く直したい営業職、店舗とバックヤードを行き来する販売職など、がっつり化粧直しの時間はないけれど印象は維持したい、という生活パターンの人とは相性が良さそうです。また、「ジムやヨガのあとに、そのまま買い物や習い事に行くことが多い人」にも使いやすいと感じました。ジムのパウダールームが混んでいるときでも、ロッカーの片隅でこれだけ先に使っておけば、ベタつきがだいぶ落ち着いて、あとは家に帰ってからゆっくり落とせばいいや、という心理的な余裕が生まれます。

もうひとつは、「早朝や深夜にオンライン打ち合わせが入る人」。寝起きや一日の終わりでフルメイクをやり直すほどではないけれど、カメラ越しに映るテカリは抑えたい、そんなときに照明の前でこのシートで顔全体を軽く押さえるだけで、印象がかなり違いました。パウダーを重ねるよりも短時間で済むので、家族が寝ている時間帯でも音や手間を気にせず使いやすいのも地味に助かるポイントです。旅行中や帰省中など、洗面所の取り合いになりがちなシーンでも、「とりあえずこれだけ」で一時的に落ち着ける安心感はありました。

長期的に見て買ってよかったと思う理由は、「使うかどうか迷う日が少なく、常にポーチに入れておいて邪魔にならない」点に尽きます。季節を問わず皮脂は出るので、真夏だけでなく、暖房で顔だけほんのり汗ばむ冬場にも出番がありました。さらに、テカリが気になる日の「保険」として持っているだけで、朝のメイク時に「多少崩れてもあとでシートがあるから大丈夫」という気持ちになり、ベースメイクを厚塗りしなくなったのも個人的には大きな変化でした。完璧に崩れを直すアイテムではないものの、日々のちょっとした不快感や不安感を地味に減らしてくれる存在として、使い切ったあともまた同じ系統のアイテムを1つは持っておきたいと思えるプロダクトです。

引用

https://www.kao.co.jp/biore/lineup/saralys/sheets_makeup/


※本記事にはアフィリエイトリンクを含みます

タイトルとURLをコピーしました